香川大学留学生会活動報告書
11G139 王 珊
私は香川大学大学院教育研究科マスターコースの学生です。香川大学留学生会平成24年度の代表者として一年間の任期を努めました。過去一年間の活動状況についてご報告致します。仕事の重点と一年間活動内容の二つの部分で述べたいと思います。
1、仕事重点
香川大学留学生会は香川大学留学生全員が所属、留学生全員のために働く組織ですが、会員である留学生自身がこの組織を知らない事実もあります。香川大学留学生の中で交換留学生数が多いため、留学生メンバーの入れ替えは激しいです。また、交換留学生或いは新入正規留学生は日本語や日本文化について理解不十分のところもたくさんあり、日本語で留学生会の紹介を行いますが、すぐ理解できない留学生はたくさんいると感じました。言葉を分かっているとしても、日本の組織文化などをあんまり体験していないため、留学生会はどういうような存在なのかをすぐ理解できません。以上のような事情で、留学生会は留学生の中の知名度が影響されていると思い、今年度は「留学生会や留学生会の活動を留学生全員に知ってもらおう」というところに着目しました。
毎年4月及び10月新学期の始まりに新入留学生歓迎会が行われます。そこで留学生会の代表者からの挨拶も行われます。挨拶の中で留学生会の活動宣伝はもっとも重要だと思い、以上に述べた新入生の日本語理解の問題点を兼ねて、今年は留学生会の紹介を日、英、中、韓四ヵ国語で行うことに工夫しました。母語で留学生会の紹介を聞くことが出来、言葉の理解が深まる効果はあったと感じました。しかし、多言語で挨拶することは代表者の言葉能力が問われます。
また留学生会の活動連絡も問題に問われました。香川大学4つのキャンパスは距離的に離れていて、学生は集中していません。留学生も農学部の学生数が特に多いです。留学生会の活動情報をできるだけ多くの留学生に伝え至り、多くの留学生を活動に取り組んでもらうように、二つの点に工夫しました。まずは各国や各学部の連絡係を設けました。留学生たちは自分国出身の学生たちと言葉の壁がないため、同じ国同士の学生が集まりやすい「国村」現象があると思います。そこで、各国の連絡係がいるなら、連絡はいたりやすいと考えました。また、本部にかなり離れている農学部や工学部には国を問わずに連絡係も設置しました。今年度は中国、韓国、台湾、タイ、英語圏、農学部、工学部連絡係を設置しました。活動が行う前に、活動情報を主要幹部から連絡係にメールの形で知らせ、連絡係に各国や学部の留学生に伝えてもらうようにしました。しかし、ここの反省点は欧米系留学生がほとんど半年の短期スパンで帰るため、英語圏国の係を設けたとしても、頻繁の入れ替えは必要です。ここで考えたのは短期の学生が屋島寮に入る確率は高いので、屋島寮係りを設置し、活動情報を寮にも宣伝した方がよかったのではないかと反省しました。次に、ソーシャルツールとして近年に広く使われるフェイスブークに留学生会のグループを設け、フェイスブークを使う留学生をグループに入れ、活動情報をフェイスブークにも載せ、留学生たちに知らせます。今年度は異文化交流サークルと連携し、「ICES-KUFSA2012」グループを立ち上がりました。活動情報や活動の写真などをグループに載せたり、留学生たちはグループで近況などをつぶやいたり反応は良かったと思います。
2、活動内容
この一年間を振り返ると以下のような活動を行いました。
①3月と10月新入留学生歓迎会
歓迎会の際に新入留学生に香川大学に関する情報を提供することや来場者の皆さんの交流の場を築くことという旨に、異文化交流サークルと協力し、留学生会や異文化交流サークルの紹介を行いながら、ビンゴゲームで歓迎会を盛り上げました。今年は特に留学生会や異文化交流サークルの紹介を分かりやすいようにするために、日中英韓四ヵ国語で紹介の言葉を行いました。
②Monthly Event
留学生や異文化交流サークル日本人学生と交流する場を多くするために、今年は新しくマンスリーイベントをスタートしました。今年は毎月にイベントを行うことはできませんでしたが、4月のスポーツ大会、5月の焼肉パーティー、6月たこ焼きパーティー、7月バスケットボール大会、9月お月見イベント、10月秋祭りを楽しもうイベントの総6回を行いました。イベントは留学生や異文化交流サークルの日本人学生と協力により企画され、メールやFBグループ掲載の形で留学生や異文化交流サークルの皆さんに知らせてイベント当日に参加してもらうような流れで行いました。
③第16回夏日帰り旅行(女木島)
今年の日帰り旅行は総勢130人の参加者がいました。そのうちに留学生及び留学生の親族は半分以上を占めました。一日の旅の中で、留学生は高松東ライオンズクラブ等地域の方々及び日本人の学生たちとそして留学生同士の間で良い交流は出来たと感じました。留学生会と異文化交流サークルの幹部はビーチゲームの企画もしましたが、ビーチが狭く、ゴミが多かったため、実施は出来ませんでした。
④大学祭ステージパフォーマンス&大学祭ブース
今年の新しい挑戦として、大学祭中にブースを出店し、教育学部ステージで留学生によるパフォーマンスも披露しました。ブースの方は15人の留学生が異文化交流サークルの学生たちと協力し、ブースを回しました。売り物は韓国のホットクとマレーシアのバナナフライにしました。二日間の来客数はおよそ300人でした。
また学祭三日目午前中10:30から教育学部ステージでパフォーマンスも披露しました。今年は中国の歌とダンス、マレーシアの楽器と歌、フランスの歌、そしてタイのダンスの順番で披露をしました。初めての学祭パフォーマンスですが、留学生全員が一気団結で達成しました。
⑤外国人留学生交歓会
今年度の学長主催留学生交歓会に普段お世話になっている大学の教職員や日本人学生たちおよび地域の方々に感謝の意を表すために、留学生全員でステージの上で一斉に「ありがとうございます」という謝恩を行いました。
⑥第6回留学生お正月会
今年度の屋島寮留学生お正月会は15人の留学生が参加しました。当日に大学のモニターツアイベントもあるため、留学生の参加状況は影響されましたが、参加した留学生は餅つきを体験したり、お餅を握ったり、出来上がったあん餅雑煮を食べて、香川のお正月を体験することが出来ました。
今まで留学生たちは自分が大学の学生という感覚より、自分たちは大学のお客さんという感覚が強いと感じています。留学生たちに自分は香大の一員と感じてもらい、自分の責任を感じてもらうために、留学生たちに自分からみんなのために何をしよう、例えば、歓迎会で使う紙コップなどを買ってもらったり、受付を担当してもらったり、イベントの企画をしてもらったりのような行動から、留学生会の幹部だけではなく、できるだけ多くの留学生を活用してみました。
留学生たちに自分は香大の一員と感じてもらい、自分の責任を感じてもらう課題は一年間の間で完成することはできません。これから留学生会の課題でもあると思います。
一年間できちんと出来てないところもありますが、以上で私の活動報告となりました。